シロアリ対策工事
ひのきの家、夏目です
だんだんと外周りができてきたM様邸
現場に着くと、まず目に入るこの角度
ん~カッコイイ
もう少しできるとよく分かるのですが・・・
別の角度もGOO、
住宅は中身が重要ですが外見も重要。だと個人的には思います
カッコイイ家→自分の家が好きになる→大切に扱う→長持ちする
と言う理論?
で
本日は白アリ対策工事!
防蟻処理の薬品にも、いくつか種類があるのです。
今回、取り扱うのは「ホウ酸」処理!!!
現場に到着準備開始~
ホウ酸の特徴はなんと言ってもこの2つ
■ 効果が持続(半永久的)
一般的な薬品散布は効果が3年~5年に対しホウ素は揮発や分解によって滅失することなく効果が半永久的に目減りしません。
■ 高い安全性
ホウ酸!と聞いてゴキブリ団子を思い出す人も多いかもしれませんが、ホウ酸は哺乳動物には無害で腎臓機能を持たない害虫には厳しく作用します。
ホウ酸は身近なところではコンタクトの保存液や目薬、ワインなどにも含まれています。
※ 万が一、口に含んでしまっても問題なし
これ、白い粉状。
白い粉のままだと木材に浸透付着しないので水に溶かせます
ん!????
水に溶かしたホウ酸の中に棒状のヒーターが!
昔、熱帯魚の水槽で使ってた~、と言ったら、そう!それと同じ原理とのこと
これで温め水温を上げると、よりよく混ざるのだとか。
通常の防蟻処理は土台、大引、根太、柱下1.0Mのところですが
ホウ酸処理は建物外周の木材をぐるり!とすべてやります。
外壁ダイライトには付けません。
この後、建物内部、柱、梁、桁、一本づつ丁寧に施工します。
おまけに地盤も建物外周をぐるり。
建物の外と中にホウ酸のバリアをつくる感じ
これは効果抜群!
温暖湿潤な気候を好むシロアリの被害が深刻化していた米・ハワイ州では1992年からホウ酸防蟻処理が始まり、現在では100%のシェアを占め、シロアリ問題が解決したといいます。
日本で(浜松市)?ホウ酸防蟻処理が開始されたのが2010年頃?
この時間差!
しみじみ感じます。
一般の防蟻処理にくらべ、コストは高めですが、自然環境、人体、家を末永く守ります。