冴え渡る「大工棟梁」の技!技!技!
2019年05月20日
現在施工中の浜北区M様邸。
楽しみにしていた階段が少しづつ施工されています。
階段、という事で正確、安全性を考慮して「ひのき無垢」ではなく「ひのき」の集成を採用!
ん~、集成材と言っても「ひのき」!とってもいい感じ。
大工さんの手造り階段、既製品のデザイン階段に比べ加工、収まりは自由自在♪
そこで登場するのが
北山「杉」八角名栗柱!
お施主様、自らが目利きし、買付してくださいました。
専門の職人さんにより名栗(ナグリ)加工された柱。
今は名栗職人の数も減り、加工作業に必要な道具「ちょうな」を作る鍛冶工さんの数も少ないそうです。
貴重な「柱」です。
この柱を加工し「ひのき」の階段と共に設置されます。
柱の上部をこんな感じで刻み。
背割り部分は埋め木で塞ぎます。
このままだと埋め木が目立つので
特殊、大工道具の登場!
カンナ!!!???
柱の表面はボコボコ名栗加工になっているので普通のカンナでは不可。
先端部分はこんな感じ♪
ちょっとこわい
研ぐ石も特殊だとか・・・
岡野棟梁の技が光ります。
これぞ、「木」と「手」の温もりのある家づくり♪
鮮やかな切れ味。
「ひのき」のスケルトン階段と、この柱が!壁が!今後どのような収まりで、どう見えてくるのか?
乞うご期待です。
「ひのき」の床材もスタンバイOK
床材も様々なグレード(仕様)がありますが、今回採用されたのは「小節」。
節の具合が絶妙で上品の中にもワイルド感を演出!
今回の家のテーマにバッチリ♪
今後、外壁の一部にも無垢板張りを施工します。
もう少し作業が進みましたら、現場見学会も予定しています。
「木の家」をご検討される方には、内外装ともに、とても参考になると思います。
今後、大容量の太陽光パネルも設置。