中区Y様邸♪ 基礎工事~配筋検査~型枠施工。その①
中区Y様邸、基礎工事が着工しました
何事も基礎が大事って良く使われますが住宅もその通り
一般住宅では大きく2種類に分類されます
① ベタ基礎
② 布基礎
良く聞くのが、ウチはベタ基礎だから強いですよ~とか、布基礎よりベタ基礎のほうが強いとかいう説明。
まったく無意味な話なんです
基礎の上にどんな構造の建物を計画するのかで大きく変わります
地震や強風で建物にかかる圧力が、より分散されて基礎に伝わる木造住宅には「ベタ基礎」、局所的に大きな力を基礎に伝える鉄骨造は「布基礎」が適しています、その為、大手ハウスメーカーの鉄骨造はほぼ100%布基礎です
今回はこの(ベタ基礎)について!
ベタ基礎の中でも違いはあります
意外と知られていないのが2階建までの住宅の「基礎」は簡易計算すらされていない、しなくても良い!という事
少し疑問に感じません?
建物の形状、重さ、間取りは多種多様に対し、基礎はサイズと鉄筋の太さ配筋ピッチの最低基準がきまっているだけ、
その為、同じ基礎図面が様々な家で使いまわされています。
建築基準法では問題なし
つまり、法律で決められている耐震基準って?
地震が起きた時に即倒壊を回避し逃げる時間をつくる為
と言う考え
せっかく建てた家までは守りきれません
大切な家と家族の命を守る為
構造計算(許容応力度計算)をすると基礎はこうなります
基礎配筋前の様子
二か所に窪んだところが!
ここに構造計算により必要な強度の地中梁が施工されます
地中梁配筋完了
基礎立ち上がり部分
画像の加工がヘタですみません
基礎の下に鉄筋コンクリートのごっつい梁が埋まっている感じ♪
第三者機関による基礎配筋検査も終了!
余談です
基礎鉄筋の錆びについて、上の写真からも鉄筋の錆び色が見えます
実はこの錆び色が歓迎される理由とは?
鉄筋は工場出荷時には鉱油が付着しており空気での酸化を防いでくれます、しかし鉱油が十分付いている場合は鉄筋とコンクリートとの付着を弱めてしまう場合も、鉄筋が現場に搬入され職人さんが施工しているうちに鉱油がとれて鉄筋が空気に触れて酸化し錆びます、つまり錆び色がでてきた、と言うことは鉄筋とコンクリートとの付着準備が完了したと言う事です。
≪その後、錆びはどうなるのか?≫
コンクリートは強いアルカリ性で見事に錆びを中和してくれます。
鉄筋との相性は抜群なんです
注意、何ヵ月も放置した表面がポロポロなる錆びは厳禁です
通常はここで基礎ベース部分のコンクリート打設です。
が!
続いて、立ち上がり部分の型枠施工です!
ん?型枠が浮いています!
コレにも秘策が
特殊な金物を使い型枠を施工していきます
次回
コンクリートの打ち方で変わる≪強い基礎≫をご紹介します
基礎一体打
またまた少しマニアックなお話になってしまいました
ひのきの家 夏目