住宅の寿命を決める?「通気工法」
2023年04月19日
中区H様邸新築工事
外壁ジョリパットの下地材となる「ラス網」の施工が行われました
フジカワ通気ラス
その名の通り通気層が確保できる「ラス網」
改めて建物断熱材の外周を囲う通気層と必要性について解説いたします
まず通気層の入口部分は土台上に2ヵ所に存在します
そして、この様に外壁内を上昇していきます
通気層より進入した空気は熱を取り込み、更に熱くなり上昇気流が発生
壁内の湿気や熱を含んだ空気は上へ上へと昇ります
この時に外壁面材と断熱材の透湿性により壁内結露を防止します!
※(外壁面材と断熱材の性能が必要不可欠になります)
更に断熱材外側(建物外周)の温度を低下させ断熱性能もUP!
そして外壁上部の終点部分には外周部の出口があります
その上には屋根(野地下)に流れる通気層の入口があります
屋根への通気層から侵入した空気は天井裏(野地下)の熱い空気と湿気を取り込み上昇していきます
外周部と同様に結露で傷みやすい(野地部分)を守ります
同時に天井裏(屋根部分)の断熱性能もUP
そして屋根の一番高い部分から野地下の湿気を含んだ熱い空気が排出されます
(棟換気)
床下から外周部、屋根までをスッポリ囲う通気層
この通気層すべてに「電気」は必要ありません
春、夏、秋、冬、365日、毎日可動してくれます働き者です!
自然の原理、恩恵を利用し極力電力に頼らないパッシブデザイン住宅
とは言え、日本の夏は暑いし、冬は寒い!
気密、断熱性を高めることにより空調(エアコン)使用時も省エネに効率よく♪
断熱、BELSは最高等級ですが今後、気密測定!も予定しています
少しドキドキ、少しわくわく・・・