冬至・軒の出を考える

本日12月22日は冬至

一年で昼間の時間が最も短くなる日です

太陽が最も南に寄り太陽高度が小さくなり、日照角度も最も小さくなります

夏場、ウッドデッキが日陰になっていましたが12/22現在はご覧の通り♪ 

軒の出1,800mm

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室内も奥深くまで陽が入っているのが分かります

日中に取り入れた日差しを床材が蓄熱し夕方~夜に放熱するダイレクトゲインを採用しています

因みに床材のすぐ下には「チャコルトン」特殊な炭が敷き詰めてあります

(防虫・防カビ・調湿・森林浴効果・温度調整)

軒の出1,800mm

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軒の出があれば夏場など少々の雨でも窓を開けて換気ができます

洗濯物を干したり

デッキで食事をしたり・・・?

コチラ手前側は軒の出が2,700mm!

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でも室内はこんな感じで、奥まで陽が届いています

軒の出2,700mm!

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暑い夏には日陰をつくり、寒い冬には陽を取り入れる

通風など風の通り道を考え、窓の位置と大きさ、自然の恩恵を活かしたパッシブデザインです

気密・断熱性能を高めた上、各素材の調湿効果を利用して健康的に暮らす

「ひのきの家」では極力電力に頼らないタイプの省エネ住宅を推奨しています

↑  ↑  ↑  ↑  ↑

どう気密・断熱性能を高めるのか?各素材の調湿効果とはどのような素材を使用しているのか?

ひのきの家の「家づくり」とは?

日本の気候風土にあった「家づくり」とは?

ひのきの家HPでも近日?来年?公開準備中です

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近年では軒を出したり、無くしたりとデザイン的な要素も多くなってきています

自然の理にかなった軒の出とは?

一概に軒を出せば良い、と言う訳でもなく、様々な立地条件によっても大きく変化します

また、軒の出によって守られるものもがあったり、効率の良い通気層(構造躯体)が確保できたり、家の耐久性が変わってくる場合もあります

立地条件とデザイン

住まいに合った「軒の出」!ご提案いたします

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今年で2年目を迎える(ひのきの家)のサンンタクロース

この活き活きとした表情(笑)

祝上棟・二世帯住宅、森町O様邸新築工事

前日より上棟準備作業を進めていた森町O様邸新築工事

12月11日(金)本日はいよいよ棟上げを行います

良い天候にも恵まれた絶好の上棟日よりです

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O様ご家族皆様で棟木に火災除けの「おまじない」を書き入れていただきました

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(おまじない)の内容は、この建物は以下の素材で出来ている事を意味しています

霜の柱に氷の梁、雪の桁に雨の垂木、露の葺き草

ここに登場します柱・梁・桁・垂木・葺き草は建築部材

この建物は絶対に燃えないもので出来ているのです♪

建物の一番高い部分、この場所に無事収まりました

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母屋、垂木の上を、まるで地上のように歩く大工さん

ちなみに私は四つん這いになってしまいますが・・・

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写真では分かりずらいのですが、コレは相当高い場所での作業

棟木が収まり、午後には建物のカタチになってきました

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近くに山々がある地形のせいか、大工さんが掛矢を振るたびに

ゴッコ~ン♪・ゴッコ~ン♪

大迫力なサウンドが山から返ってきます

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日が沈みかけた頃、目標としていた大屋根までの作業が順調に完了しました

今の時期、日が沈むのがほんとに早い・・・

夏場に比べて約2時間ほど短縮されますので、チームワーク、作業工程段取りが重要になってきます

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20211210_152800.jpgのサムネイル画像

夕方前、これから片付けをして上棟式の準備です

自然豊かな2階からのロケーション♪

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内部から見上げる「棟木」

棟換気システムを採用する為、外壁周囲から上がってきた空気が棟木の上から抜けていきます

建物外周から屋根にかけてすっぽり空気層に囲まれている感じ♪

夏は涼しく構造躯体の呼吸を妨げず健全な状態を保ちます

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そして上棟式

神主でもある、ひのきの家の「岡野棟梁」に祝詞をあげていただきました

昼間は大工棟梁、この時は神主!

今メジャーリーグで、はやりの二刀流?(笑)

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上棟式のあとは、少しの時間ですがO様ご家族皆様、大工職人みんなと有意義な時間を過ごすことができました

まだ小さいR君、大勢の職人を前にして立派にご挨拶、職人一同大変癒されました♪

当日のみんなで撮った集合写真のR君は地鎮祭のときとは別人でしたよ(笑)

O様、本日は一日大変お疲れ様でした、そしてありがとうございました

近隣皆様にもご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました

今後とも安全に工事を進めてまいります

ひのきの家、大工棟梁スタッフ一同

上棟前作業1日目~「ビンタ伸ばし」~

森町、O様邸新築工事

ALL天竜材の二世帯住宅です

建物規模が大きい為、上棟は全2日間工程で行われ、本日は上棟前日作業になります

ひのきの家の「岡野棟梁」をはじめ計9人の精鋭部隊

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前日作業の中で今回ご紹介させていただくのが「ビンタ」伸ばし

下写真の〇部分です

4寸幅の梁に梁幅より太い7寸の柱(大黒)が支えます

本来は天井裏に隠れてしまう部分ですが、化粧梁を現しにして天井高を高く確保する為に露出します

このビンタ伸ばしがないと仕上がってからアレ?なんか変だぞ?なんてことになってしまいます

4寸幅の梁に4寸幅の柱の場合は必要がなくなる部分ですが

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柱の芯に梁を掛けるか少しどちらかにズラすか、は周囲の収まりにより決定いたします

反対側のコノ部分、少しドキドキしましたが無事に収まってくれました

この部分は特に慎重にとお願いしていた部分だったので一安心♪

よかったぁ

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私の下手な絵でご説明させていただきますと、こんな感じです

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ビンタ伸ばしの部分が無いと、見えたときに少しおかしいですよね

しかしなぜ「ビンタ」・・・?なのか?

建築用語で「ビンタ」とは丸太を製材する際に皮付きの部分が残った材料のことを言います

今回の「ビンタ伸ばし」にはちょっと当てはまりそうもありません

では何故ビンタ伸ばしと言う・・・?

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皆さんご存じの「びんた」は相手の頬を平手打ちすることを言います

(びんた)の鬢(びん)は鬢の辺りという意味

「鬢」とは頭髪の左右側面のモミアゲの根元部分

(びんた)が平手打ちの意味で用いられるようになったのは旧日本軍からだと言われているそうです

ん~、びんたの鬢は頭髪の左右側面の・・・・

と言う事は今回の「ビンタ伸ばし」のビンタは、やはりコチラの(びんた)が語源なのか?

少し面白かったのでご紹介させていただきました

ただ本当の語源は分かりません・・・

明日、大工さんに聞いてみます

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明日はいよいよ上棟(棟上げ)です

準備は万全、天気もOK

棟梁、大工さん、レッカーさん本日に引き続き、明日もよろしくお願いします

近隣の皆様、日頃からご理解ご協力いただき誠にありがとうございます

お引き渡し後・2年目の定期点検を実施いたしました

2年前にお引き渡しの浜北区M様邸

2年目の定期点検ということで事前にアポイントをお取りさせていただきご訪問♪

点検をしていただく「さんさい工房一級建築士事務所」の村松さんに同行させていただきました。

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お引渡し当初と比べ、外構や「畑」も整備されていて、土地建物を大切にしていただいている様子が一目で伝わってきました

外観を一見しただけで嬉しくなる不思議な感覚・・・は(工務店あるある)

まさに住宅の耐久性を向上させる一番の秘訣です

点検は外部外廻りから開始していきました

基礎、屋根、外壁、シーリング、軒天、樋・・・・

しっかり点検していきます

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檜の柱もシルバーグレイに変化しつつあり、趣を感じます

今後は更なる変化が楽しみでもあります

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外部点検が終わり、続いて建物内部の点検へ

壁、天井、タイル、窓枠、建具、給排水、床下、小屋裏・・・・

一つ一つ確認作業が続きます。

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内装材、檜の経年変化が美しい~

2年前と比べるとすごく落ち着きが増してきた感じ?

2年間住んでみて「木」は生きてるんだなぁと実感しましたとの事(M様)

「木」が湿気を吸収したり放出したり(木の隙間が空いたり埋まったり)快適に暮らせているとの嬉しいお言葉もいただけました

M様邸は「パッシブデザインの省エネ住宅」現在の光熱費をお聞きして驚愕しました・・・(笑)

私と比べて1/7?・・1/8?・・・?

ウチが使いすぎ?・・・ウチがボロすぎ(笑)?・・・

M様の努力と工夫もあってのことだと思うのですがスゴイ!

電気料金だけでなく、温室効果ガスの排出量削減にも大きく貢献している

これこそが地方で求められる省エネ住宅ではないのか!と考えさせられます

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と、M様とお話ししている間に村松さんは「防護服」?ツナギ?に変身

これから床下へ潜り、基礎・給排水・土台を調査に!

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M様と共に、探検隊の出発を見送る心境でした

では、お気お付けて、いってらっしゃい!

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2年目の定期点検は問題なく完了いたしました

M様、点検立会いありがとうございました。後日、今回の報告書をお渡しさせていただきます

また、大変貴重なお話しも勉強になり、ありがとうございました。

いよいよギターから耕運機に変わる日も近い?(笑)・・・  (夏目のひとり言)

~基礎工事~地震に備える「耐震を守る制震」という考え

森町O様邸新築工事

基礎工事がほぼ完了しました

「ひのきの家」の看板も設置完了~・・・?!!!

あっちゃ~、網の向こう側に看板が・・・写真を見て気が付いた~、網の手前側に設置するべきだったかなぁ~

まぁ見えるかな?

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基礎から伸びたアンカーボルト

こちらは土台用でもなくホールダウンでもなく「制震装置MIRAIE」取付用のものです

檜の土台を挟んで梁との間に直結されます

その為、他の制震ダンパーなどと違い新築時にしか施工ができません

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今回のO様邸では(x軸×4)+(y軸×4)の合計8ヵ所!!!

完全二世帯住宅の為、規模も大きく・・・

通常30坪~40坪の場合は計4ヵ所程度になります

制震装置は設計士とメーカーとの間でそれぞれ計算された箇所に配置されます

住友ゴムならではの「高減衰ゴム」を採用し地震の振動エナルギーを熱に変え地震の揺れ幅を最大95%軽減

耐震を担保する為の制震装置。

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平成28年の「熊本地震」では前震と本震で震度7が2回!観測された地域(益城町)がありました

更に、震度6弱以上の余震が計7回も発生し過去に例を見ない大きな地震により、甚大な被害が発生してしまいました

中でも驚いたのが現行建築基準法で建てられた家(震度7クラスの地震で即時倒壊しないレベル、耐震等級Ⅰ)が50棟以上が全壊しました

上記に関しては「即時」に倒壊しないレベルですので避難経路と時間が確保できたものと思えば・・・ですが50棟以上が全壊!という事実

実際には卓上の計算や数字以上に働くものがあるのか?

更に!!!耐震等級Ⅱ(上記の1.25倍)の住宅の1F部分が2Fに圧し潰されてしまう1層崩壊という衝撃がありました

実際には熊本における地域係数0.9をみて1.12倍とのことですが衝撃的な事実です

(当時は幸いにも在宅していなかった為、ご無事だったようです)

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大切なのはもちろん耐震等級ですが、その簡易的な計算だけを鵜吞みにして安心はできないと言う事

実際該当の家では直下率が47.5%、さらに耐力壁に関しては17.8%という状態であったようです

つまり「バランス」も、いや(バランスが)?重要ということです

震度7を含め震度6弱以上が「合計9回」というのも大きな要因になりました

「耐震」とは文字通り地の揺れにえる!と言う事

重要なのは何度でも耐えると言う事ではありません

震度7の前震が発生→耐える(その後の耐震性能は低下の可能性あり)

続いて本震が来る!→また耐える(耐震性能は更に低下の可能性あり)

休み休みに震度6程度の余震が頻発する!

耐震だけではやや不安になります

「耐震技術」に「制震」

一見相反するように思えていまいますが耐震を担保する為の制震でもあり、耐震の手助けをする為の制震でもあります

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なんだか制震装置の宣伝?みたいになってしまいましたがオススメですよ♪

地震発生で大切な家族の命を守るのは当たり前、その後の生活をいかに守るのかです

建物が半壊してしまっても、もとの生活に戻るには相当な費用と期間を要してしまいます

もちろん、これだけやれば確実とは言い切れませんが・・・

今、できることはやっておくことの安心感♪です

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耐震等級Ⅲ、最高(1.5倍)阪神淡路大震災同等クラスでも倒壊しないレベル

それにプラスして制震装置MIRAIEで耐震構造を担保し頻発する余震にも備えます

「コチラに実験動画があります是非ご覧ください」

素材の特性を活かし呼吸する高耐久住宅のO様邸、12月の上棟に向けて作業進行中です♪

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